平成11年度 秋季全国大会フォーラム


「溶接構造物のエコロジカル生産システム」

[趣 旨]

   21世紀に向け、人類の持続的発展に不可欠な健全な地球環境を保護する地球 規模での取組みにおいて、各国はクリーンな製造方法を開発し、有害廃棄物 の発生を防止し、あるいは再利用する活動を要請されています。(1992年地 球サミット「アジェンダ21」)
   我が国においても、環境関連の法規制の適用範囲の拡大、内容の強化と共に ISO14000シリーズ等に基づく環境管理にも積極的に取組んでいます。製造業 においては、開発・設計段階からリサイクル・リユースを考慮した製品設計や 資源循環型の生産方式が注目され、この方面の研究開発が急速に進められて います。

   今回のフォーラムでは製品のライフサイクルまで考慮した地球に優しい廃 棄物ゼロの資源循環型の生産方式(エコロジカル生産システム)を21世紀 の生産システムのコンセプトと捉え、自動車・電器機器業界等、多くの分 野の最新の取組み状況を報告していただき、溶接構造物生産の生来展望を 探ると共に、溶接接合技術が将来の生産システムの中で、どのように進化 すべきか、意見交換の場にしたいと考えています。皆様方の積極的な討論 参加をお願いします。


プログラム


 14:10〜17:00

  主題   「溶接構造物のエコロジカル生産システム」
  座長    黒木新一郎     (三菱自動車)
          西田順紀       (松下産業機器)
                                    

1.基調講演・・・14:10〜15:00

         「ISO14000・国際状況」
	          野村博一    (日本鋼管工事(株))

         「インバース・マニュファクチャリング」
                  梅田  靖   (都立大学)


2.各種産業における取組み状況・・・15:00〜16:15

        「[家電リサイクル法]とリサイクルの取組み」
                  田中隆夫    (松下電器産業(株))

         「自動車のリサイクル・現状と課題」
                  伊藤 洋    (ホンダエンジニアリング(株))

         「車輌のCALS/プロダクトライフサイクル」
                  半田正章    (東日本旅客鉄道(株))

         「ドラム缶のリユースシステム」
                  吉嶺徹一    (鋼管ドラム(株))

         「アルミ飲料缶のリサイクル」
                  大隅研治    ((株)神戸製鋼所)


3.最近のトピックス・・・16:15〜16:35

         「自動車車体の軽量化と環境対応技術ー欧州状況 '99」
                  自動車技術会構造形成専門委員会(委員長 藤本正男)


4.総合討論 ・・・16:35〜17:00


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