第49回軽構造接合加工研究委員会 プログラム



1.10:40〜11:30 (MP-268-2000)

「溶融池振動検出による薄鋼板の自動裏波溶接制御」

   慶應義塾大学理工学部 ○菅 泰雄

   慶應義塾大学大学院   鞠 建斌、長谷川裕之

薄鋼板のTIG溶接における溶融池の固有振動数をインプロセスで検出・監視し、

その溶込み状態を推定して安定した裏波溶接制御を実現する手法について述べる。

また、溶接制御実験を行いその有効性を確認した経過について報告する。



2. 11:30〜12:15 (MP-269-2000)

「各種Al合金のFSW特性及び他の接合法との比較」

   日立製作所日立研究所 ○青田欣也 岡村久宣

   日立製作所笠戸事業所  江角昌邦

Friction Stir Welding(FSW)法は塑性流動により接合するため、変形が少ない、

ブローホールが発生しない等の特徴がある。本報告では各種AL合金のFSW特性を

報告するとともに、アーク溶接、レーザ溶接との比較についても報告する。



  12:15〜13:15  昼休み(幹事会)

  13:15〜13:45  委員会(軽構委・JIW第3委)議事



3. 13:45〜14:30 (MP-270-2000) 

「ライフサイクルエネルギー消費を考慮した車体構造の可能性検討」

   自動車技術会構造形成専門委員会WG2 

      ○清水哲雄(川崎製鉄)、大見泰明(トヨタ自動車)

       中西栄三郎(日産自動車)、森 孝男(富山県立大学)

       橋本浩二(新日本製鉄)、藤原東彦(ダイハツ工業)

       小野守章(日本鋼管)

種々の軽量車体コンセプトのLCA比較を行うことにより、環境負荷低減に向けた

車体設計への要求事項を整理し、車体基本設計におけるLCA活用の有効性を検討

した結果と、実車における軽量化事例について報告する。



  14:30〜15:00  コーヒーブレイク



4. 15:00〜15:45 (MP-271-2000)

「Nd:YAGレーザによるマグネシウム合金薄板の溶接性」

   大阪大学接合科学研究所  ○中田一博,牛尾誠夫

電子機器用構造材料として注目されているチクソモールドマグネシウム合金AZ91D

薄板のYAGレーザ溶接性について報告する。



5. 15:45〜16:30 (MP-272-2000)

「レーザ溶接されたハット型部材の衝撃吸収特性」

   新日本製鐵株式会社 ○古迫 誠司、上西 朗弘、

              宮崎 康信、小原 昌弘

自動車のハット型部材に軸圧潰試験を施し、衝撃吸収特性を調査した。フランジを

スポット溶接した部材に比べ、レーザ連続溶接した部材では、衝撃吸収エネルギが

15%ほど上回った。併せてFEMによる解析を行った。



  16:30〜16:50 表彰式

  17:00〜18:00 懇親会